企業型DCは会社が福利厚生の一貫として導入する企業年金制度であることに対し、個人型DC(iDeCo)は老後の資産形成のための自助努力の制度になります。
主な違いは以下の通りです。
■実施主体
(1)企業型DC・・・企業型確定拠出年金規約の承認を受けた企業
(2)個人型DC(iDeCo)・・・国民年金基金連合会
■掛金の所得控除
(1)企業型DC・・・所得控除が適用されない。
原則、お勤め先が掛金(事業主掛金)を拠出するため加入者本人に所得控除は適用されません。
※企業型DCでマッチング拠出制度(加入者掛金)を利用している場合、加入者の所得から控除されます。
(2)個人型DC(iDeCo)・・・所得控除が適用される。
加入者が掛金を拠出するため、掛金の全額が所得控除の対象になり所得税・住民税が軽減されます。
※企業型DCでマッチング拠出制度を利用している場合、個人型DC(iDeCo)には加入できません。
■手数料
(1)企業型DC・・・会社負担(本人負担となる場合もあります。)
(2)個人型DC(iDeCo)・・・本人負担