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  • No : 282
  • 公開日時 : 2023/01/27 19:24
  • 更新日時 : 2024/05/01 09:38
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選択制で、企業型DCに加入する場合のメリット・デメリットについて教えてください。

回答

企業型DCでは掛金・運用・受け取りのそれぞれの場面で、税金が優遇されています。
 
企業型DCで、通称「選択制」と言われる制度は、お給料を原資として掛金を拠出する制度です。
企業型DC口座には「事業主掛金」として、会社拠出分と個人拠出分の合計額が入金されます。個人拠出分はアンサーネットの「加入者掛金」には表記されません。
 
【掛金】
給与所得とみなされないため、その分所得が下がることによって、所得税や住民税が少なくなる場合があります。
また、標準報酬月額が下がる場合は、社会保険料の負担が軽減される場合もあります。
ただし、社会保険料の支払額が少なくなることにより、以下の受給額が減少することがあります。
(1)厚生年金受給額
(2)健康保険の傷病手当金・出産手当金
(3)雇用保険の失業給付・育児休業給付・介護休業給付など
 
【運用】
運用中の利益は非課税となります。
 
【受け取り】
一時金受け取りは「退職所得控除」、年金受け取りは「公的年金等控除」がそれぞれ適用されます。
ただし、控除枠を超えた部分に対しては課税されます。
また、給付額は運用結果次第であること、原則60歳まで引き出せない制度であることにも、ご留意ください。

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